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助産師が不妊治療を経験してわかったこと

子宮内膜症のため手術→不妊治療開始→体外受精で妊娠・出産した助産師の記録

体外受精にかかった費用(まとめ)と助成金について思うこと

体外受精費用の内訳

 確定申告の時期ですね。

 昨年は不妊治療を受けたこともあり、今年は医療費控除を受けるために確定申告の準備をしなければなりません。

 そこで、領収書を改めて見直してみると、かかった費用に愕然・・・。

 体外受精にかかった費用は他の方のブログにも掲載されており、珍しい記事でもないのですが、自分の備忘録としてもまとめて残しておこうと思います。

 

 【排卵誘発(アンタゴニスト法)】¥171,810

 【採卵(全身麻酔代含む)】¥332,520

 【凍結代】76,210

 【移植前(ホルモン補充周期)】¥50,030

 【移植(胚融解・透明帯開孔術含む)】¥184,760

 【移植後~判定日前まで】¥18,150

 【判定日~終了まで】¥132,240

 

 合計:¥965,720

 

 以上は、採卵1回、移植1回の金額です。

 私が通院した病院は、採卵、移植などそれぞれの処置代は他院に比べて大きな変わりはないと思います。

 たぶん、排卵誘発時に使用した薬剤(ゴナールF皮下注ペン、ガニレスト)やホルモン補充周期の薬剤(ルティナス膣錠)が高価だったことが響いている気が・・・。

 ルティナス膣錠は約2か月使用しましたし。あれは確か1個400円くらいで、1日3回の使用が殆どでしたので、結構な出費でした。

 ちなみに、個人のクリニック等で目にする成功報酬制度もありませんでした。

 ただ、高度生殖医療の内容を考えると、金額自体は妥当だと考えています。

 

助成金の申請

 我が家は不妊治療助成金の申請ができたので、15万円の助成金がいただけますが、自己負担額は約80万円です。

 体外受精にかかる費用については治療開始前に夫と話し合い、チャレンジする回数と限度額も決め、結果的にはその範囲内の回数・治療費だったものの、改めてかかった費用を見ると決して安価ではありません。

 最近見たニュースによると、今後は初回の助成金の限度額が30万円になるとか。

 実際に治療を経験すると、採卵・移植代のほかに、排卵誘発やホルモン補充の薬剤代の負担もかなり大きかったので、少しでも助成金が増えることは有難いことだと思います。

 あとは、現在の特定不妊治療費助成事業の対象は法律上の婚姻関係にある夫婦ですが、事実婚の場合でも助成金が申請できるようになってほしいです。

 今は、事実婚の夫婦にも体外受精や顕微授精の実施が認められています。

 それなのに、事実婚の夫婦が助成事業の対象から外れるというのはなんだか腑に落ちません。

 子どもを望む気持ちのサポートを夫婦の形態で区別するのではなく、社会全体がもっと温かい目で見守ることができたらと思いますし、多様な家族のあり方、生き方を認めることが、人々の生きやすさにつながるように思います。

 大切なのは、法律婚の夫婦であれ、事実婚の夫婦であれ、子どもの福祉を考え、養育に責任を持つこと。

 私自身、不妊治療中に自分の偏見に気づいてハッとしたことがあり、まだまだな部分がありますが、多様な家族のあり方、生き方を受け入れられるような人間になりたいと治療を通して強く思うようになりました。