助産師が不妊治療を経験してわかったこと

子宮内膜症のため手術→不妊治療開始→体外受精で妊娠・出産した助産師の記録

情報の取捨選択ーデマに惑わされないためにー

 色々と書きたいことがあるのに、PCに向かうまとまった時間がとれないまま日々が過ぎていきます。

 娘は7ヶ月になり、離乳食は1日2回になりました。

 大分手抜きをして適当にやっていますが、それでもキッチンに立つ時間が多くなりました。なるべく食材を使いまわすべく、大人のメニューと子どものメニュー両方を考えるのはなかなか頭を使います。

 それから、娘は、私が寝かしつけしないと寝なくなってしまいました・・・。

 夫ではギャン泣き。

 比較的すんなり寝てくれるので楽ではありますが、それでも私の担当が増えてしまって自由時間が少なくなるのは辛いです。

 

でたらめなネット情報に注意

 今日は、情報に関することを。

 不妊治療時代もよく感じていたことですが、妊娠・出産・育児に関しては不確かな情報がネット上にあふれています。

 そもそも、妊娠・出産・育児に関してはデマやニセ医学がはびこっていますが。

 自分が知りたいキーワードを入れてちょっと検索してみると、まとめサイトなど不確かなサイトが真っ先に現れるのが通常です。

 専門家が発しているサイトなどには全然たどりつけません。

 しかも、何か調べたい時ってわからなくて不安な気持ちも同時に抱えていますよね。

 そういう気持ちにつけこむように、例えば「不妊にはこれが効く!」という怪しげな民間療法からサプリメントの紹介、骨盤矯正を謳う商品の紹介などがネット上ではよくなされています。

 そういった怪しげなものは、大体、「今の状態を放置すると取り返しのつかないことになる」と私たちの現状を一気に不安にさせ、その不安を解消するためにはと変な療法や商品を売りつけるやり口です。

 また、昨年末に問題になったように、素人のライターさんが医療監修も受けずに自身の経験や聞きかじり等に基づいて記事を書き、それを掲載しているサイトもたくさんあります。

 

内閣府の関連リンク集がお勧め

   今の時代、簡単に情報は入手できるけど、正確な情報を手に入れるには、それなりの労力を要するものだと思います。

 自分が知りたいキーワードを入れても、なかなか正確な情報にはたどり着けません。

 なので、妊娠・出産・育児に関する情報を入手したい時には、こちらの内閣府の関連リンク集から探してみることをお勧めします。

 関連リンク - 少子化対策:政策統括官(共生社会政策担当) - 内閣府

 キーワード検索で上位に挙がってくる、誰が書いたのかよくわからないまとめ記事、あまりにも極端なことを主張していたり(例:ワクチンは人間にとって毒であり、感染症にかかって自然に免疫を獲得することが身体に優しいとか)、「〇〇しないと妊娠できない」という脅し系の主張をしていたりするサイトには近づかない方がよいと思います。

 正しい医学的知識、根拠に基づいて記事を書くには、かなりの労力と時間を要します。まとめサイト等の記事は、こういった下調べもなく、正しい知識もなく、書かれたものが多いです。

 私も、医学的なことをブログに書く時には、誤ったことを書かないように専門書や学会等の公的なサイトで調べたり、見直したりしています。

 そのように気を配ってはいますが、私の記事を全面的に信用しないようにお願い致します。

 このブログは流産や採卵に関する記事へのアクセス数が多いです。周囲に聞きにくい分野なので、「こういうケースもあるんだな」くらいで私の経験を参考にしていただければと思うのですが、私の経験が全て標準的なものではありません。

 ご自身の状態に関しては、ネットで得た情報を鵜呑みにして信じるのではなく、主治医に相談し、方針を決められることをお勧めします。