助産師が不妊治療を経験してわかったこと

子宮内膜症のため手術→不妊治療開始→体外受精で妊娠・出産した助産師の記録

食物アレルギー対策

 

 娘は先日、生後11ヶ月を迎えました。

 あと1ヶ月で1歳のお誕生日なんて、なんだか信じられません。

 最近はものすごいスピードで毎日が過ぎ去って行きます。

 1年前は自分が妊婦だったことすら、遥か遠い昔のことのような感じです。

 

現在のアレルギー対策の見解

   今日は娘の食物アレルギー対策について書きます。 

 食物アレルギーがあると、その食べ物を避けるために成分を細かくチェックしたりと色々な対策が必要になりますよね。神経を使うし大変だと思います。

 そのため、私は娘が食物アレルギーがなく何でもおいしく食べられる状態であることを強く願っています。

 食物アレルギー対策に関しては、「離乳食を開始するのを遅らせる方がよい」とか「牛乳や卵などはできるだけあげない方がよい」などの説がよく聞かれます。

 私も妊娠中、母に「子どもがアレルギーになるから牛乳や卵は摂らない方がいい」と言われたことがあります。

 昔は、特定の食物を除いたりするのが通常の対策だったようです。

 でも、今は違うのですよね。

 離乳食の開始を遅らせたり、アレルギーを起こしやすい食物を除いたりしても、アレルギーの発症を防ぐことはできないことがわかっています。

 むしろ、重度のアレルギーでなければ、特定のアレルギーを起こしやすい食物を除かない方がアレルギーが減るということなのです。

 

 

 というわけで、私は離乳食の開始はやや遅めくらいだったものの(風邪など体調不良のため6ヶ月に始めました)、お粥や野菜をクリアしたらわりとすぐに、アレルギーを起こしやすい食物を与えました。

 豆腐(大豆)、ヨーグルト(乳製品)、うどんやパン(小麦)、卵、どれも与える時はドキドキでしたが、異常があればすぐ受診できるよう初めてのものを与えるのは平日午前中にしました。

 あと、ピーナッツに関しては、私はピーナッツペーストを豆腐に混ぜて野菜を加え、白和えにして与えています。ピーナッツそのままは誤嚥による窒息のリスクがあるのであげられませんが、無糖のピーナッツペーストなら離乳食に使いやすいです。国産の無糖ピーナッツペースト、ややお高めですが、パンに塗ってもおいしいですしオススメです!

 ただ、すでに特定の食物でアレルギーを発症している場合やハイリスクの場合は専門医に相談なさって、離乳食を進めるべきだと思います。

 

 食物アレルギー対策も怪しい情報やトンデモ医学に惑わされやすい分野です。

 正しい最新の知識で安全にアレルギー対策ができ、食べることを楽しめる環境を子どもに与えたいと思います。