ベビーカーの不便さ
娘は先日、1歳2ヶ月になりました。
現在は体重が11kg目前となり、ストッケの抱っこ紐での移動が辛くなってきました。
そこで最近、軽量ベビーカー(コンビのF2plus)を購入しました。
結局はぐずった時など抱っこが必要な時も多いので、抱っこ紐とベビーカーの2本立てで出かけていますが、少しでもベビーカーに乗ってくれるととても楽です。
ですが、いざベビーカーを使ってみると不便さを実感することが多く、重さ問題さえなければ抱っこ紐の移動がいちばんスムーズなことに気づきました。
エレベーターに乗るのに時間がかかる
ベビーカーを使用していると、階段やエスカレーターはベビーカーを畳んで子どもを抱っこしないといけないので、そのまま階上階下へ移動するにはエレベーターを利用することになります。
まず、このエレベーターを見つけるのに苦労します。
エレベーターは奥まった場所にあるのでなかなか見つからないのですよね。
また、やっと見つけてもスムーズに乗れないのです。
先日、家族でデパートに行った時のこと。
3基あるエレベーターの内、1基は自分たちがいる階には止まらず、1基は各階止まりのエレベーター、最後の1基は車いすとベビーカー優先エレベーターでした。
つまり、実際乗れるのは2基しかないのですが、なかなか来ません。
やっと来たと思ったら、満員で乗れないのです。
満員のエレベーターを見送ることを何度か繰り返し、ようやく15分後に乗れましたが、たった2階だけ上への移動なのに、こんなに時間がかかるものなのかと驚きました。
そして、娘がベビーカーで寝ていたためにエレベーター移動をしたのに、その移動の際の色々で結局娘は起きてしまい、さらにがっかり・・・。
エスカレーターで先に目的階へ着いていた夫も、あまりにも時間がかかるエレベーター移動にビックリしていました。
そのほか私が経験したのは、エレベーター待ちの列の先頭に並んでいても、エレベーターが到着するやいなや、後ろの人に抜かれてしまって結局乗れなかったパターンです。
これも一度や二度じゃなく、何度かあります。
こちらはベビーカーだし場所もとるし、エレベーターから降りる方が降りてから乗ろうとすると、その前に、降りる方とすれ違いながらどんどん乗る方が乗っていき、そうこうしているとベビーカーが入るスペースがなくなってしまうのです。
あとはあからさまに、横入りされたことも。
これが現実か…とちょっと悲しくなりました。
ベビーカーを畳めばよい?
ベビーカーをめぐる議論はこれまでにもたくさん繰り返されていますし、状況について把握しているつもりでしたが、ここまでとは想像していませんでした。
妊娠前はもちろん、妊婦の時もエレベーターの待ち時間が嫌で階段やエスカレーターを積極的に使っていたので、ベビーカーを使って初めて不便さがよくわかりました。
駅の出たい出口にエレベーターがない場合も多く、違う出口から出たり、ベビーカーを畳んで子どもを抱えて階段やエスカレーターを使ったり。
バリアフリー化が早く進んでほしいと切に願います。
あと、こういう話をすると必ずと言っていい程「ベビーカーを畳めばよい。狭い電車、バス、エレベーターでベビーカーを畳まないのは非常識」とか「混雑するのがわかっている場所でベビーカーを使うのが非常識」「そもそも、混む電車やバス、デパートでベビーカーを使うな」という意見が聞かれ、なんだかとても淋しい気持ちになります。
状況によっては畳むことが必要な場合もあるのでしょうが、揺れる電車やバスの中で片手で子どもを抱っこして荷物を持ち、片手で畳んだ自立しないベビーカーを支えるとしたら、かえって子どもを危険な目に晒すことがあります。
最近になって、国土交通省は「公共交通機関等を利用する際には、ベビーカーを畳まなくてもよい」と呼びかけ、ポスター等で啓発活動をおこなっています。 こうやって、国が動かなくてはいけない程ベビーカーがよく思われていないことはとても残念です。
マタニティマークを使用していた時も思いましたが、妊婦や子連れに厳しい世の中では少子化なんて解決しないですよね。
もちろん、私自身もベビーカーを使用する時には周囲の人の通行などの邪魔にならないように充分配慮したいと思います。
余談ですが・・・
私は外国暮らしをしたことがないのでわかりませんが、子育てしやすい国ではやはりエレベーターやスロープが充実しているのでしょうか。
日本に比べて外国のベビーカーはかなりゴツいので、それでも移動しやすいというのは魅力的だなと思います。