助産師が不妊治療を経験してわかったこと

子宮内膜症のため手術→不妊治療開始→体外受精で妊娠・出産した助産師の記録

初めての採卵周期スタート

 3月の自然妊娠発覚後から受診することのなかった、高度不妊治療をおこなっている病院へ久しぶりに行ってきました。

 大げさなのですが、いよいよ体外受精の領域に足を踏み入れるのか・・・と思うと、ちょっと手が震えました。

 相変わらず混雑している待合室。

 不妊治療の外来なので、お腹の大きい妊婦さんはいなく、それだけで少し気が楽になりました。

 前医では、仕方ないと割り切っていたつもりでも、待合で隣り合わせた妊婦さんに助産師が母子手帳の貰い方や両親学級の予約、健診の流れ等の説明をしているのを聞くのは辛い時がありました。

 助産師に復帰した時には気をつけなきゃと感じた出来事でした。

 

 

 診察の前には採血とエコーがありました。

 エコーは、エコー担当の医師がさくさく進めている様子でしたが、乱暴な手技にちょっとショックを受けました。

 せめて、ひとこと声をかけてからプローベをゆっくり入れてほしいな・・・と思いながら、痛みにも耐えること数分。

 なんとかエコーが終わり、まだ、こんなふうにエコーする医師がいるんだとがっかりした気持ちで順番を待っていると、診察に呼ばれました。

 今回診察していただいたのは、自然妊娠が発覚した際の受診時と同じ医師でした。

 「あれ?妊娠したんじゃなかったでしたっけ?」と言われたので、手短に流産の経緯とその後の経過を説明すると、「うーん、もう少しタイミングで様子見てもいいんじゃないかな・・・。流産はしたけど、自然妊娠してるしね」とのこと。

 もう1、2周期タイミングやってみようかなとグラッときましたが、覚悟を決めてきた(はずだ)し、9月は仕事も入れていないし、何よりも少しでも事態を進めたい気持ちがあり、体外受精に踏み切ることにしました。

 とりあえず今周期は採卵のみの予定です。

 私はAMHが高いのでOHSSのリスクがあるのと、凍結胚の方が着床率が良いので、移植は来周期以降にとのことでした。

 もしくは、今回は採卵と凍結まで済ませておいて、もう少しタイミングにトライしてもいいのではとも言われましたが、それはまた時間だけロスするような気持ちもあり、迷っています。

 心配していたエコーの結果は、前胞状卵胞数が両方で10個はあるということで、ちょっとホッとしました。

 採卵代も注射代もバカにならないですし、身体への負担も大きいので、なんとか採卵数は確保しておきたいものです。

 

 いよいよ、明日から排卵誘発剤の注射です。

 自己注射に関しては、看護師免許持っててよかったとしみじみ実感しました。

 どうか良質な卵が育ちますように!